7つのケイパビリティ概要 (AI Capabilities Model)
DORA AI Capabilities Model は、AI導入のポジティブな効果を有意に増幅させる7つのケイパビリティを示します。このセクションでは各ケイパビリティを定義・実行・測定の観点で要約します。
全体マップ
[5] ユーザー中心 ← 方向(北極星)
│
[1] AIがアクセスできる社内データ ─┐
[3] 健全なデータエコシステム ─────┤ 入力・文脈
[2] 明確で共有されたAIスタンス ───┘
│
[4] プラットフォームエンジニアリング ← デリバリー・安全
│
[6] バージョン管理 · [7] 小さなバッチ ← 安全網・規律上の図のグループ分けと階層は編集者の解釈であり、DORAの原文にはこのような構造はありません。
7つのケイパビリティ
| # | ケイパビリティ | 一文定義 | AIの視点 |
|---|---|---|---|
| 1 | AIがアクセスできる社内データ | 社内のコード・文書・指標をAIに安全に接続 | 汎用AIを社内の専門家に変える |
| 2 | 明確で共有されたAIスタンス | 何を・なぜ・どう使うかを明確に発信 | 心理的安全性 → 実験を促進 |
| 3 | 健全なデータエコシステム | 高品質・アクセス可能・統合された社内データ | 増幅の前提条件 |
| 4 | プラットフォームエンジニアリング | セルフサービス・ゴールデンパスの社内プラットフォーム | 下流のボトルネックを除く |
| 5 | ユーザー中心 | ユーザーニーズ・体験・フィードバックを優先 | 増幅の舵 |
| 6 | バージョン管理 | 再現性・追跡性の確保 | AIの安全網 |
| 7 | 小さなバッチで作業する | 小さく頻繁な変更 | 不安定さへの対応 |
DORAが確認した増幅関係
- プラットフォーム品質が高い → AI導入の組織パフォーマンス効果は強いポジティブ。低い → 効果は僅少。
- データの健全性が高い → AIの組織パフォーマンス効果を有意に増幅。
- 明確なAIスタンス → 個人の効果性・組織パフォーマンス・デリバリースループットを増幅し、摩擦を減らす。
- バージョン管理 → 個人の効果性・チームパフォーマンスへのAI効果を増幅。
- 小さなバッチ → 製品パフォーマンスへのAI効果を増幅。
新規ケイパビリティ vs. 強化されたケイパビリティ
| 区分 | ケイパビリティ |
|---|---|
| AI時代に新たに浮上 | 1, 2, 3, 4 |
| AIによってより重要に | 5, 6, 7 |
この分類は編集者の解釈であり、原文のタグとは一致しません。原文で
coreタグ(既存のDORAケイパビリティ)が付いているのはバージョン管理(6)と小さなバッチ(7)のみで、ユーザー中心(5)を含む残り5つのケイパビリティにはAIタグだけが付いています。
実行原則
- 一度に一つ。「海を沸かすな」— 高価値のユースケース1つでパイロット。
- 測定なくして改善なし。 各ケイパビリティの設問とシステム指標を併せて見る。
- 文化と技術を一緒に。 データを「製品」、プラットフォームを「社内製品」として扱う。
- 結果中心。 導入率ではなく成果で成功を定義する。
出典
DORA AI Capabilities Model および各ケイパビリティ文書(dora.dev/capabilities)を要約したものです。原文 © Google LLC、CC BY 4.0。